市民による放射線測定会報告8/10@江南

2011年8月10日、あっくんママの呼びかけで行った「市民による放射線測定会@江南」。

当日は、猛暑日にもかかわらず参加者6名（内子ども2人）で、小さな子どもをもつママの気になるところを中心に、ガイガーカウンター2つを使用して放射線測定を行いました。

「とにかく、自分たちで計測しながら、放射能について正しく理解できるようになろう！」「これからの変化に備えて大まかなベース値を把握しておこう！」という認識をもつよい機会となりました。

放射線測定をするのは初めてという人と、最近手に入れた人ばかりでしたが、放射能に対する不安や心配事をいろいろ話しながら、これからも情報交換をしていけるといいね！と、話しながら解散しました。

 

——-　扶桑からはるばるやってきたおばさんとのやりとり　———

「今日は興味津々でここにきたの。娘は忙しくてこれないから、私がかわりに色々勉強しようかと思ってね！」

「すばらしい！」

「わたしは、海が心配なのよ－！魚釣りや潮干狩りが好きで、よく海にいくけど、今年は一度も娘の所におくってやれないの。」

「ホント食べるものどんどん無くなっていく感じがして、ものすごく危機を感じてます。」

「ちょっとみせて。ほー。私もガイガーカウンター買ってもうすぐ届くから、覚えないといかんね。」

「すごいなぁ！こういうおばさん沢山増えて欲しいよ！」

——-　土管の上を測った時のやりとり　———

「0.3超えちゃってる！土管が高いのかなぁ？土管の下で測ってみようか？」

「上に置いたときよりは多少低くでてるけど、なんとなく高めだね。」

「材料の中に、昔の放射能が入っててまだ残っているのかな？」

「ベータ線の影響もあるのかな？ガンマ線だけでも測ってみたいね。」

 

 

——-　滑り台下を測った時のやりとり　———

滑り台から降りたときや、転んだときに手をつくことも少なくないです。

「先にそのまま測って、その後砂を削って測って、数値に差があれば放射性物質がそこにあることがわかるらしいの。」

流石！ママは準備周到です。

もってきたスコップで少し砂を堀り、再測定。

「あまり変化ないみたいだから、今のところこの辺は安心なのかな？」

 

行きの車の道中、時々「チュッチュッ」と指吸いの音、２歳のあっくんは爆睡中。

うちの息子はもう大きいので、忘れてしまっていましたが、小さな子が無意識に指を口に運ぶことはよくあること。

放射性物質が降り積もっていないかどうかをママがどれくらい心配しているのか、あらためて気づかされた瞬間でした。

 

測定結果について

今回の測定値は以後の汚染を知る目安（ベース値）として、測ってみました。少し、高めの数値が出ていますが、西日本は自然放射線の影響等により元々高めであるとのことですので、以後の放射線測定値で、安全であるかどうかの判断が多少できるようになるのでは？と考えています。

また、今回はガンマ線のみの測定が可能な機器をお持ちの方がいらっしゃいませんでしたので、そういう方の参加があれば、もう少し充実したデータの蓄積ができるかと思います。
お持ちの方がいらっしゃいましたら、次回是非ご参加ください。

測定は、家庭用として販売されている放射線測定器を使用しています。放射線測定値は、測定の条件によって大きな違いがありますので、それについて理解をした上でご覧ください。

 

azarashi_saladさんの記事

当日、参加されたazarashi_saladさんに画像を提供していただきました。ありがとうございます。

併せて、HPにて速報を発信してくださっていますので、放射線測定以外の記事も必見です！是非ごらんください。

【測定会の模様】

http://azarashi.exblog.jp/13252258/

【測定の報告】

http://www.geocities.jp/azarashi_salad/110810konan.html

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タグ: 尾張地域, 行動