こどもたちの口や鼻は、大人よりもずっと地面に近いところにあります。
空気中に舞い上がった放射性物質を呼吸などで吸い込んだ場合、内部被ばくのリスクが10倍も高くなるとのこと。
降下の多い地域では舞い上がりからカラダに取り込むのを防ぐ為にはマスクが有効なのだそうです。
でも、こどもたちに年中マスクを・・・というわけにもいきません。
放射性物質の再浮遊防止にお掃除やお洗濯などの負担など、ありとあらゆる場面でストレスが増えてしまっています。
運動会、マラソン大会、遠足・・・・・秋の行事も内容や開催方法など、地域の状況に応じてしっかり考えて対応してもらいたいものです。
ご存じの通り、放射性物質の多くは風向きや天候によって広がり方が決まるそうですが、愛知県では、今のところ降下は少ないといわれています。
半減期の長い放射性物質が、この後のどのように拡散されていくかによって、愛知県の安全安心に影響がでてくるのでは?と、これも大変気になるところ。
流通品が、一般廃棄物となって地域で循環をはじることは、ある一定避けて通ることはできないですが、その汚染の度合いと量が多ければ、後に頭を抱えることになりはしないでしょうか。
「半減期が長い」「舞い上がり」この言葉は全国規模でいつまでもついて回りそうな予感です。
みなさんはどう思われますか?
時事通信 2011年9月20日(火)11時4分配信
東京電力福島第1原発事故で、一度地面に降下し風で舞い上がるなどした放射性セシウムを取り込んだ場合の内部被ばく量は、大気から直接吸入するのに比べて約10倍多いとの解析結果を、日本原子力研究開発機構(茨城県東海村)がまとめた。北九州市で開催中の日本原子力学会で22日、発表される。
同機構安全研究センターの木村仁宣研究員(放射線防護学)は「地面からの再浮遊を防ぐための除染が重要となる」と指摘している。
東電や文部科学省などの調査データを基に、福島県南相馬市の測定地点で、ヨウ素131、セシウム134、137が空気から直接体内に入った場合(3月20日~5月19日)と、地面に降下した分が再び浮遊して取り込まれた場合(4月3日~6月4日)の内部被ばく量を算出した。
その結果、セシウム134、137は直接吸入で0.0076~0.0099ミリシーベルトだったのに対し、再浮遊では0.077~0.09ミリシーベルトと約10倍に上った。一方、半減期の短いヨウ素131は直接吸入0.071ミリシーベルト、再浮遊0.045ミリシーベルトと大きな差はなかった。
セシウム134の半減期は約2年、137は約30年で、再浮遊の影響が長く続くとみられる。木村研究員は「放射性物質の種類によって、被ばく経路に大きな違いがある」としている。
引用元: 舞い上がりは内部被ばく10倍=放射性セシウム、直接吸入と比較―原子力機構解析 (時事通信) – Yahoo!ニュース.
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