井戸端会@一宮市「一宮環境センター見学会」に参加されたazarashi_saladさんのレポ。とてもすっきりまとめられていますので転載させていただきました。(情報提供感謝!)
◆一宮の一般廃棄物処理場を見学して分ったこと(9/29)
愛知県一宮市にある一般廃棄物の処理場(一宮市環境センター)を見学してきた。
環境省は、放射能汚染された災害廃棄物を普通の家庭ゴミと一緒に全国の一般廃棄物処理場で焼却処分しようと計画しているが、そんなことをして本当に大丈夫なのだろうか。
ゴミ処理の各工程毎に気がついた問題点を上げてみる。
1、収集したゴミは可燃物であることを確認してから「ゴミピット」に集められる。
◎「ゴミピット」は完全には遮蔽されておらず、ゴミの搬入口で大気と繋がっている。
2、「ゴミピット」に集められたゴミはクレーンで焼却炉に運ばれる。
◎クレーンや炉の投入口にに引っかかったゴミを作業員が手で取り除くこともあるそうだ。
3、焼却炉から出た煙はフィルターシステムで汚染物を除去した上で煙突から大気中に放出される。
◎フィルターはエアコンや掃除機のような交換式ではなく、機械的なシステムとして構築されており、定期的にメンテナンスして清掃しているそうだ。
4、焼却炉から出た灰はコンベアにより「灰ピット」まで運ばれる。
◎100%自動ではなく一部の焼却灰は作業員が手で取り扱うこともあるそうだ。(青いプラスチックトレーに注目!)
5、システム全体を「中央制御室」で運転・監視している。
◎排気は法律で定められた基準レベルを守るようシステムで監視しているが、煙突から大気中に出る排気を直接測定していないそうだ。また現状では放射性物質の監視は行っていないそうだ。
6、「灰ピット」に集められた焼却灰はクレーンで搬出車両に積み込まれる。
◎「灰ピット」も「ゴミピット」同様に完全には遮蔽されておらず、焼却灰の搬出口で大気と繋がっている。
7、集められた焼却灰は「最終処分場」に埋立て処理される。
◎最終処分場では土壌に汚染が浸透しないよう専用のシート(2cm厚ほど)で保護した上で、雨水などはポンプで吸い上げて浄化してから河川に排出しているそうだ。埋立てた焼却灰の上から土を被せただけで完全に遮蔽しているわけではない。最終処分場は将来公園とかになるそうだ。
以上が一般廃棄物処理場を見学して気づいた問題点だが、作業員はマスクもせずにゴミや焼却灰と同じ空気を吸っており、このまま一般廃棄物処理場で放射能汚染された災害廃棄物を一般の家庭ゴミと一緒に燃やせば、作業員のガン発生率が急上昇すること間違いなしと思われる。
職員の方に、ここで放射能汚染されたゴミを処理して問題ないか確認したところ、あくまで個人的な意見とことわった上で、最終的にはトップの市長の判断になるが、「技術的に可能」で「処理容量に余裕」があれば受け入れざるを得ないだろう、とのこと。
「技術的に可能」かどうか一番よく知っているのは現場の方なので、「安易に問題ないと判断されないよう現場から声を上げて欲しい」と伝えておいた。
引用元: あざらしサラダ : ◆一宮の一般廃棄物処理場を見学して分ったこと(9/29).
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