放射能に汚染された瓦礫の処理が問題となっている中、私たちの家庭から出たゴミのゆくえを、自分の目や耳でちゃんと確かめよう!と、一宮環境センターの見学に行ってきました。
企画当初は、議員さんなどにも呼びかけ、できるだけまとまった人数でできるように・・・と考えていましたが、交通事情などを考え急遽少人数で行うことにしました。
当日は6名で環境センターの担当者の方からの説明を聞き施設を見学をしました。職員の方は、「放射能汚染の心配をして」という言葉やガイガーカウンターを持ってきている事などから、はじめはとても緊張していたようです。(勉強会なんだから怖がらなくてもいいのにぃ。)
ですが、見学が始まる頃には、熱心に説明を聞いている参加者のみなさんの質問や心配に思っている事に丁寧に応えてくださり、帰る頃にはすっかり緊張もほぐれていたようです。(本当にお気づかいお疲れ様でした。)
実際に見学をして、一般ゴミの処理だけでも、埋め立てる場所や方法などかなり色々な問題があり、自治体も現場の方々も様々な努力をしてくださっていることがわかりました。
また、施設そのものや、処理の方法、職員の方々の様子などからも、ここに放射能に汚染された瓦礫を受け入れるとなれば、更なる問題を引き起こすことは容易に想像ができました。
放射能に汚染された瓦礫を持ち込むことについての質問に対しては、「本来、職員の安全は優先されるものの、近隣自治体がゴミを処理できない状況になった場合には、これまでも互いに協力しあう形でやってきているので、トップが言えば受け入れざるを得ない状況になるのだろうと思います。」とのこと。
放射能に汚染された瓦礫の受け入れについてのチラシをお持ちになった方は、すかさずチラシを渡し、是非!と賛同を呼びかけました。
因みに、施設見学は一般のゴミ処理についてのみ受け付けており、その他については受け付けられないとのこと。
なので、今回は、あくまでもそれに沿った形で案内していただきました。バグフィルターの仕組みや放射能対策などについて「専門的なことはお答えできる立場にない」ということで、詳しく教えていただくことができませんでしたが、あらためて質問させていただくことにし、環境センターを後にしました。
その後場所を変え、お昼ご飯をいただきながら、それぞれお持ちになった放射線測定器を取り出し、測定器の癖やみなさんが測定した結果からの疑問や推論などの情報交換をしました。
今回参加者されたみなさんは、それぞれに放射能に対する不安への度合いがちがいましたので、そういう意味でも良い情報交換の場になりました。
廃棄物処理による汚染拡大で自分たちの住む地域がどんな風になるのかをあらためて考えさせられることになりました。
あなたも、あなたの街のゴミ処理施設を、ご自身の目で見て直接説明を聞くことで、これからの生活が変わるかもしれません。
そして、被災地の瓦礫ついて、どういう形で処理するべきなのか?あらためて考え、次の世代へのバトンタッチができる地域を残すためにも最善の選択をしたいですね。
138タワー付近にある最終処分場
灰や粉砕した不燃ゴミを埋め立てています。
- 厚さ2cmほどのゴムシートを敷きんで、有害物質が直接土壌に染み込まないようにしている。
- 廃棄物を埋め立てる度に土を上からかぶせ、ミルフィーユのような層を作りながら容量いっぱいまで埋め立てていく。
- 雨が降れば、埋め立てたところに染み込みますが、雨水が溜まり続けないように配管が施してある。
- 染み込んだ雨水はポンプでくみ上げられ、浄化し検査をして問題なければ真横に流れる木曽川に流す。
- 埋め立てが完了したら、汚染の有無を調べ、問題ないとされれば公園となる。(建築物は立ててはいけないことになっている)
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