豊田市保健給食課より、こどもたちの給食における放射能汚染対策に関する質問について、回答をいただきましたのでご報告いたします。
以下、10月4日(火)の【放射能汚染に不安を感じる人たちの井戸端会@豊田市】でお話させていただいた内容と同じですが、紹介しきれなかった内容も書いてありますのでご覧ください。
【質問】
(1)メニューごとの食材の細かい産地を把握していますか?
(2)(1)の産地について情報公開する予定はありますか?
(3)放射性物質摂取の可能性を不安に思う保護者がお弁当の持参の場合、給食費はどのようになりますか?
(4)現在の給食は、子どもにとって安全だとお考えですか?その根拠についてもお答え下さい。
(5)地産の食材が、放射能によって汚染された場合の対策を教えて下さい
(6)安全な食品による給食を維持するために、今後どのような対策を行う予定ですか?
【回答】
豊田市保健給食課 田村様、加藤様にお答えいただきました。
(1)把握している。主な食材は献立表に記載。細かい産地については、個別に確認。
※加工品についても、細かく答えてもらえました。
参考資料:以前確認した際の記録はこちらです。
http://yukako1976.tumblr.com/post/9599442808
(2)10月分から主な食材は献立表に、また幾つかの食材はHPにも掲載。
※こちらからお子さんの通う学校のデータをクリックして見て下さい。
http://www.city.toyota.aichi.jp/division/kb00/kb02/1224491_15880.html
※ こども園・幼稚園については献立表にスペースがないので掲載していないが、今後掲載の方向。
(一部園は11月より実施。尚、こども園・幼稚園についてはこども課が窓口)
(3)学校に申し出る。お金が関わることなので、月単位での変更が望ましいが、週単位でも可能。
(4)17都県の食材を使用する場合、愛知県学校給食会で検査。
情報収集にも努めており、安全と思い提供している。
(5)使用しない。西のもの、海外のものに切り替える。
(6)原材料については22年産の物であると確認済み。
加工工場が関東に多いが、使用される水については未確認なので今後は調べるようにしたい。
【その他・感想】
給食というのは保護者から給食代として預かったお金で食材を購入しており、食材の購入にしても、検査などをするにしても無駄には出来ず、リスクの高いことはできないとおっしゃっていました。
例えば、じゃがいもを注文したとします。
ひとつの給食センターでも1トンほどの量を使用するそうです(もちろんメニューにもよります)
豊田市独自で検査機を導入し検査することになった場合に、
届いたじゃがいもを検査しました→見過ごせない値が出ました→使用を取りやめます→ではその購入した代金は?
使えなくなった1トンのじゃがいもは?取りやめた食材の代替え品の調達とその代金は?
実際にこのような問題を、どうクリアするか?ということも市としては考えなくてはならないということです。
また、私たちのように放射能汚染を気にする人がいる一方、ある地域を避けて食材を購入するのはいかがなものか?というような意見もあるのが事実です。
そんな中でも、出来るかぎりの産地選択をし、食材を調達してくださっていることに、素直にありがたいと感じました。
確かにもっと気をつけて欲しい、出来ることがあるのでは?という気持ちはあります。
ですが、そこには様々な意見があり、国の基準値が500ベクレル/kgという現状があります。
検査機ひとつ購入するにも、多くの人が納得する正当性がなければ購入できないのが現状のようです。
豊田市のこのような対応について、どう思われましたか?
何か思ったことがあれば、それを豊田市へ伝えて下さい。
メールでも電話でもいいと思います。市に意見を伝えるのに抵抗がある方は、お友達やご家族との話題に挙げてみてください。
とても地道なことですが、一人ひとりの小さな想い、小さなアクションでもきっと変わっていくと思っています。自分の声を、自治体へ届けましょう!
【問い合わせ先】
保健給食課
〒471-8501 豊田市西町3-60 豊田市役所西庁舎8階
電話:0565-34-6663
FAX:0565-34-6824
メールアドレス:kyuushoku@city.toyota.aichi.jp
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