8月28日、2回目の井戸端会を行いました。
午前は、岩倉市生涯学習センターに、女性10数名、男性6名、乳児~子供5名のみなさんが集まって下さいました。
午前中は私達が編集した動画やスライドで、事故の経緯や汚染の状況、放射能についてお伝えし、その後参加者全員による意見交換を行いました。
その中でも多かったのが、周囲との「放射能」に対する温度差でした。
やはり、気にして生活している人が少なく、話題にしづらいとのこと。
また、毎日の食材選びの大変さを訴える方も多かったです。
赤ちゃんを抱っこしたお母さんの心配は切実でした。
プロジェクターの映像を見て、初めてこんなに事故が深刻なのだと実感された方もいらっしゃいました。
午後からは、プロの放射能測定屋さんによるレクチャーを行いました。
公園でそれぞれお昼をほおばりながら、持ち寄ったガイガー数台と、測定屋さんが持ってこられた「表面測定器」で、数値の差を見たり、実際に業務で測定された食材についてうかがったりしました。
一番印象深かったのは、機器の校正(測定値が一定に出るように補正する)用の、セシウム137と、塩化カリウムを持ってきて下さったことです。
塩化カリウムは1カップくらいの大きさのボトルにぎっしり入ったもの。その上に、測定器を置くとみるみる数値が上がっていきました。塩化カリウムは自然にある放射性物質です。
ガイガーの数値が上がったからと言って、一概に「原発由来の放射能」であるとはいえないことを実感しました。
セシウム137は、10円玉くらいの大きさの白いタブレットで、プラスチックケースに入っていました。
私のガイガー(RADEX1503)をその上に直置きすると…。30秒ほどして警戒音が鳴り始めました。
購入して初めてのことです。
普段、地面に直置きして、0.2を超えることはめったにないのですが、(0.15~0.19)セシウムタブレットに直置きして0.4が出ました。
この小さなタブレットには、セシウム137が1000ベクレル入っているとのこと。
そんなに入っているのに、それほど大きく数値が変動しない。
測定屋さんいわく、「数値が0.1上がることが、どれほど重大なことか認識してほしい。」とのこと。
1000ベクレルの塊に、直にガイガーを置いても、たった0.2ほどしか上がらなかったのです。
今福島や、ホットスポットで出ている数値がいかに恐ろしいことか、改めて理解することができました。
その後、北名古屋市の市議会議員さんもお見えになり、ざっくばらんに意見交換。
それぞれの思いを話し合う、貴重な時間を持つことができました。
参加して下さった皆様、本当にありがとうございました。
次回は10月3日(月)の予定です。詳しくはこちら。
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